自宅でできる対策として挙げられるのは食事療法や環境づくりとスキンケアです
・食 事
アトピー性皮膚炎の原因の一つに食事アレルギーがあります。特に乳児型に多いようです。しかし、その頻度は約20−30%と思われます。アトピー性皮膚炎だからと調べもしないで卵や牛乳をストップしている人がいますが、これは間違いです。特に乳児期は大事な成長期です。最近、厳格な食事治療により成長障害や精神発達の遅れを疑う報告がみられます。大切なのは偏食しないで、バランスの良い食生活をすることです。お子さんにとって本当に食事除去療法が必要なのか、専門医と相談しましょう。
<具体的な食事について>
■1.油分をできるだけ減らしましょう。植物性油はリノール酸を多く含んでいます。やむを得ず油を使用するときはシソ油を使い、蒸す、焼く、煮る料理を増やしましょう。網焼きにすると油が減るので料理は網焼きにして下さい。肉は脂身の少ないところを選ぶのが秘訣です。また、野菜は根菜類を多めにし、市販のドレッシングは使わないようにしましょう。シソ油を料理に加える工夫をしてもいいかもしれません。そして、基本的なことですが、スナック菓子、缶ジュース類、砂糖、ファーストフードは避けましょう。
■2. 魚を多く摂りましょう。イワシ、サバ、マグロ(脂身)、ブリ。食べ方は生か、焼いて。養殖のハマチなどは色々添加物が使われていますので注意して下さい。
■3.昆布、ひじき、海苔、わかめなどの海草を毎日食べましょう。
・掃 除
ダニ・ほこりなどは大敵です。念入りに掃除機をかけて下さい。ダニが好むようなもの(じゅうたんやぬいぐるみ、ソファなど)は、できるだけ避けた方がいいでしょう。拭き掃除など丁寧な掃除を頻繁に行い、布団は日光に干し、清潔さを保ちましょう。カビは家の通気をよくすることによって繁殖を防ぐことができます。家中の窓をあけて通風をよくし、梅雨のシーズンに限らず、エアコンでのこまめな除湿も効果的です。
・洗 濯
衣服の洗濯はすすぎを念入りに行い、洗剤を完全に流しましょう。洗剤の中の化学物質も大敵です。
・お風呂
毎日お風呂に入り、石鹸は無添加の物を使いましょう。タオルや化繊につけてこすることは避け、特に耳の下、外陰部、首、頭、顔などは念入りに洗いましょう。お風呂から出る時にぬるま湯をかけ、皮膚の温度を下げるようにし、お風呂上がりも、けっしてタオルで擦らないようにしましょう。 浴槽の中に、天然成分からできる漢方薬の入浴剤などを入れての入浴も効果的です。(アトピー関連商品:漢方薬湯液)
・石 鹸
アトピーの人は皮脂機能が非常に弱いため外部からの刺激を特に受けやすくなります。
アトピーの人が毎日せっけんを使うと、皮膚が皮脂で保護されない状態がつづいてしまい、症状悪化の原因にもなります。せっけんには化学成分がたくさん含まれています。無添加のものを使いましょう。(アトピー関連商品:石けん)